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13/12/2006

笑いについて

 笑い
 
 最近、気が沈みがちでなかなか笑うことが出来なくなったように思えるのだが、家族たちは、「このごろになって、やっと笑顔が見られるね」って、寝間で
妻が言う。
 仕事に追いまくられているわけではないが、仕事での気疲れは無くなった。最低限の生活は営まれているように見えて、そう暮らしが楽になるわけではない。そんな中、フッと「笑い」についての疑問が頭を持ち上げてきた。ここ久しく考えもしなかったことだからだ。
 小さいころ、親から「下品な笑い方はやめなさい!」と叱られたものだ。<下品>があれば<上品>もあるのだろうとおもい、「上品な笑い方を教えてよ」と母に尋ねると、急には笑えないという。そこで、母の前で変な顔をして見せたのだが、「笑わせ方も、下品ね」と隣で姉が言うので「グヒャヒャ!って笑う、おねぇチャンの方が上品なのか」と母に尋ねると、仕方なく「オホホって、笑ううものだ」という。
 「それは、女の笑い方で、男の上品な笑い方だよ」というと、怒っ面の父に「父さんに笑い方を教えてもらい」という。
 「父さん、男の笑い方は?」と聞く前から「男は笑わん!笑う男は馬鹿だ!」
 「笑う男は馬鹿だって!」と姉が復唱する。
 
 しかし、来客がみやげ物を持参すると父はよく笑う、「ウォフ、ウォフ」という笑い方と「ヒィーッ」と引きつる笑い方が交互にやってくる。気色悪い響きに苛まれる特殊な異惑感に襲われる。父の笑い声に釣られて姉等の「グヒャヒャ!グヒャヒャ!」という笑いを聞きながら、われらは常々から妖怪一家ではないかとおもっていたのだ。
 
 
04/10/2006

全ては2006/11月スタート

 1967年にスタートしたNew Creative Studio 1967だったが、道は険しく、前を行く人もいなかった。1970年東京明治大学で(米沢嘉博)率いる迷宮’70という「漫画研究会」がスタート、漫画を研究して、表を死ながらこれから漫画家、小説家を目指す人々に、漫画のあり方を問うものであった。彼らは、「迷宮’73」。漫画批評グループ。彼らが出版した「漫画 新・批評体系」は、本流として漫画のあり方を根本から揺り動かす若い力を持っていた。
 東京でもそうだったが、九州においても、漫画を読む人は「無能者」みたいにみられていた時代があった。
 小説や、映画のほうが芸術的にまられたのである。
 どんな作品形態であろうが、作品は作品。彫像だろうが、イラストであろうが、創造し表現する能力は同じように芸術なのである。
 1974年、「米沢氏」は、九州の大学生、高校生に「いまは、どんな、豆粒のように扱われようと、人誰しも、隠れた能力がある。自己発見と、共に今後の漫画のあり方を、漫画同人誌を出版して、主張しようじゃないか。同人誌即売イベント会場は、僕らが確保する」
 (貧乏な奴ほど漫画を描きたがる)
 芸術を勉強する中で1番金の掛からないものは、と言えば、鉛筆画であろう。しかし、デッサン等を重ねていくと、やはりテキスト等が、必要になってくる。(4日)
 だったら、短歌、俳句、小説だろう。しかし、學がいるのでは。芸術の味わいは、ただ、親しむことにある、短歌、俳句を楽しみとして捉えるか、苦手な勉強として捉えるかのちがいなのです。
 漫画「ドラゴンボール」を読むのに、辞典片手に、「解読してやる」という意気込みで、読む人はいまい。楽しみ方も様々だが、何でも芸術と言うわけにはいかないのだ。(5日)
  いかなる高名の芸術家の絵画や彫刻などの作品がいかに芸術性の高い作品であったにしろ、それを鑑賞する人がいなければ、何の価値もありはしない。現にレオナルド・ダ・ヴィンチという高名な芸術家であり、科学者であったにもかかわらず、せんそうが起こると、数年繋って買い上げた絵画も、彫刻も戦乱にさらされ破壊されている。
 寺院に施された絵画も、食堂へ行くのに遠回りしなければならないことが、面倒であるが為、壁画の一部を破壊して通路を設けたとある。まず、国が潤い、建設意欲に湧くとき、多くの国民は、芸術に酔いしれるのである。しかしながら、現代は情報戦略の時代。いかなる戦争が起きようとも、クリーンが合い言葉なのだ。「クリーンな政治」「クリーンな戦争」「クリーンな大量殺人」刻人を納得させるには、いかなることもやってのけるのが、政治と集団心理なのだ。(6日)
 
  続く
09/09/2006

馬鹿な行為「日活ロマンポルノ」対比「イエメン」

「ブログ サーフィン Ⅲ」
日本の恥を晒すな
日本国では、一部芸術視される作品も無いわけではない。
しかし、「エマニュエル夫人」というフランス映画があった。
日本では、芸術作品として報道されながらもカット部分があったり
モザイクが施された。
続編も人気があるとエスカレートして造られ「三部作」で終わった。
主演のシルビア・クリステル?(タル?)自身は、「恥をかきたくない」という
理由から、もっと造られる予定だったのを蹴った。
四作目からは、女優が変わった。
ポルノに芸術があるのだろうか?
内容に依るが、ブルーフィルム風になってしまっては、いけない。
わたしは、そう思う。
 
 
ブログサーフィンをしていて下記のブログ発見!
夜日子さんの「怠惰な女のフランス生活」というブログです。
 
(コメント)をした。 

 中国、韓国でも地元の民族内で観賞されるのは、許されるのかも知れませんが、それらが、日本にはいってくると、中国、韓国の民族そのものを下品な種族と見てしまいますよね。しかし、日本から見れば、中国は、文化を伝えた母国だったわけです。

 日活が会社存続のために、外国へ流出させてしまうと、フランス人からすれば、日本の女は「sex」の対象としか見なくなる可能性大な理由で、自ら身の破滅を行っているように思えます。日本女性は、しとやかで、んー……。

 

「善悪を知る木の実」
という言葉を聞いた事のある人はいるだろうか?
善悪の基準(ボーダーライン)は、年齢によって変動し、
人の地位目的によっても種類によっても変動するのだ。
「聖書」では、神の領域である「善悪を知る木の実」を犯したので、
アダムとエバは「エデンの園」を追われた。
ある年齢に達して無いのに罪を犯した。
彼等は無花果の葉で、罪の場所を隠した。
創世記3:3:7
「すると、その二人ののめは開け、
彼らは無花果の葉を綴り合わせて自分達の為に腰覆いを作った。」
と、ある。
 
 日本女性批判に近い行為である。日活ロマンポルノ映画の海外流出は、社運かもしれないが、遺憾ともしがたいが、どう思われるでしょうか?
 今後の日本のモラルは、世界にどう評価されるでしょうか?
 
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読者「不思議探検隊」出動!
(イエメン記事捜索隊)
26/08/2006

刻の選択

生きる為に必要なキーワードその一

刻の選択

宇宙規模で考える

しゃあ・あずなぶるand はっしゅうarkajes

の、人類の行く末を感蛙

  人は神代の昔から「十人十色」といわれ、一人として同じ人は存在しないという。時代、地域、生まれ、育ちだど、家庭環境や地域の仕来たりで多様な人間形成が生まれてくる。今で言えば、明治、大正、昭和、平成と政府の政治で、生き方も価値観も違ってくる。昭和でも、戦前、戦中、戦後生まれで、かなりのギャップが生じた。戦後教育もゴロゴロと価値観が変動した。戦後の価値観の分かれ目は、昭和29年4月生まれから昭和30年3月末生まれが、境だといわれる。昭和30年4月1にちと4月2日では、学校教育にも大きな変動が見られた。 学校給食と教科書の無料化である。教科書の内容もその日の生まれ違いで、戦後教育と最新日本教育の境として、下から追い上げるように変わっていった。 環境の変化は、昭和48年オイルショックから、馬を追い落とす勢いで変動していく、戦後20年物価と給料の上昇が目立っていったが、48年オイルショックでの一気上昇の所為で、物価と公務員の給料は徐々に上がっていったが、一般企業の給料は、1995年までストップしたままで、恩給のない企業社員と公務員の月収入が逆転してしまった。公務員は、定年後も死亡するまで恩給が支給される。企業は、すずめの涙程度の退職金が出ると公務員の二十分の一ほどの生活にはまったく足りない年金が受け取れる人も要るが、生活に困るのが殆んどなのである。だから、一般企業の給料は月額が公務員の同年代の2~4倍が相場なのである。中小企業さえ、公務員の2倍とって始めて、生涯給が公務員の0.8倍程度になるのである。 現在、一般企業の給料より、公務員の給料が倍近く多い。恩給をも含めると、一般企業、中小企業の4~5倍の違いが出て来るのである。1995年後の日本の政治は、自由主義民主主義無視の独裁政治化してきた。我々国民は、民放TVのバラエティ番組に踊らされて、真っ向から自分の守るべき未来をぶち壊してしまいそうなものは排斥しなければならない。誤って歩いているのに気付かないでいるような、生き方はして欲しくない。自由民主の世の中なら、自分の道を真剣に見つめ考えてもらいたいのです。 「あいのり」ふふ~ん。そんなものに興味は無い。もしもあるとしたら、それで収入。自分自身に誇りを持って、ブームは私が作る。の勢いだ! 生きる為に必要なキーワード。それは、刻の選択。 多くの人は、起床から就寝まで一日どれだけ選択しているか?それに気付いている人と、気付かない人は大きな差が生まれる。(意味が掴めない?) 通勤、通学の時、電車に乗るとしよう、乗るときは電車がホームに入って来る前に並んでいるので、降りて直ぐのところに改札口に停まる車両の出入り口を予(あらかじ)め、調べて置きそこに並んで乗る。と云うことだ。降りて直ぐに改札口を最短距離で通過できる。選ぶ。車両に乗り込む選択。段取りともいう。書店で本を購入するとしよう。目当ての本が別にないが、家に帰ってから読む本を探すとしょう。そのとき、ベストセラーのエンド(陳列棚)で、電車の中で見た広告の品を選ぶか?日ごろ、読みたかった作家のコーナーで探すか、もしくは、友人に薦められていた本にするか、棚に並んでいる本を、端から端までじっくり見て周り、選ぶか。その時の基準だが、電車の時間。帰ってから観る番組のこと、友人への連絡など、時間は有効に使わないと、無駄に使ってしまいがちだ。さて、あなたなら、どうする? 例題に、二つだけ挙げてみたが、普通の人を一日3000回の選択をしている。知らないうちにだ。何気なく選択している日常に、「あぁ~どうでもいいよ」という選択ではなく、明日のために、自分の数日先の幸福のために「真剣に」選択して欲しいのだ。必ず、成果は上がること受け合いだ。 「一日、何気なく判断していたことを、こうすればこうなる、あーすればあーなる。とひとつ、ひとつ的確な判断で、3000もの選択をしてみてください。段取り上手になります。」すると、謎だった身の回りのことが、はっきり分ってきます。小さな、小さな幾つモノ判断があなたを大きく変えて生きます。

刻の選択

>  生きる為に必要なキーワード その一おわり

 では、次回をお楽しみに

生きる為に必要なキーワード(八月テスト)

 

 

生きる為に必要なキーワード その三

 

あなたの大切なモノは、どちらですか?

1.電化製品    2.自分の命

あなたの必要なモノはなんですか?

1.恋人に愛される 2.空気

いま、生活をしている中で、浮いた人性をしている人と、地についた生活をしている人がいます。

あなたは、どちらですか?

(よく考えてください)

 

あなたが、大切にしなければならないもの。それは、健康です。命あっての健康です。健康であれば、なんだって出来ます。あの人にここが負けている、あれも出来ない、これも出来ない。悲観する悲観する必要はありません。あなたにあった、あなたの才能のある何かに出遭ってないだけです。あなたの好きなモノの中で、得意なモノはなんですか?

そこから、選択していきましょう。ストレスが治まれば、もっと多くの得意な部分が見えてきますよ。

随分前に、人の最大の敵は、ストレスって書きましたよね。ストレスは、体の血液をドロドロにして、体の様々な器官を破壊してしまうのです。

怪物みたいに怖いでしょう。幽霊を見て、死ぬ人がいるでしょう。あれは、怖い一人で暗いところにいるのは怖い。と自己暗示をかけ、血液を自分でドロドロにしているのです。そうなると、血のめぐりが悪くなり、幻覚を見たり、頭が痛くなったりしてきます。そうなると、確認出来ないモノが幽霊や怪物に見えてきて、幽霊と思い込んだりしてしまうのです。

「気をしっかり持ちなさい!」なんて、看護婦じゃない。女性の看護士から、言われたりする場面を思い浮かべてください。すべて、気の持ちようで、かなり自分が変わってきますよ。慣れも有りますから。

自分の生き方を変えたいと思ったら、無理せず徐々に徐々にです。今、絶好調ならそれをまっしぐらやることです。しかし、長期に渡って無理を続けてはいけません。ストレスは貯めない事。悪口を言う人の傍に行かない。

 

生きる為に必要なキーワード その三 ストレスを貯めない(おわり)

 

素晴らしき明日へ

 

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25/08/2006

12惑星案問題<4>冥王星”降格”太陽系惑星8個に

冥王星が“降格” 太陽系惑星8個
太陽系の9番目の惑星とされてきた冥王星が"降格"し、太陽系惑星が8個になることが決まった。チェコのプラハで開かれた国際天文学連合(IAU)総会最終日の24日、「太陽系惑星の定義」ついて投票による採択が行われた。採択された新しい定義では、太陽系惑星は水金地火木土天海の8個に限定される。1930年に発見された冥王星が惑星の地位を失ったことで、太陽系の姿は76年ぶりに書き換えられる。

 採択で承認された太陽系惑星の定義は、(1)太陽の周りを回り(2)自己の重力で球形となった天体で(3)軌道上で他の天体(衛星を除く)がないこと-と規定している。

 この条件をすべて満たすのは、太陽に近い方から、水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星の8個だけ。(3)を満たしていない冥王星は、小さな惑星を意味する天体として新たに定義された「矮惑星(ドワーフ・プラネット)」の1つとなる。

 冥王星は、細長い軌道の一部が海王星と重なり、他の8惑星の公転面に対して大きく傾いている。このため、多くの研究者が科学的な知見から「惑星とするには無理がある」としていたが、IAUは1999年に「惑星としての地位に変更はない」と発表した。

 しかし、海王星や冥王星より外側のカイパーベルトと呼ばれる太陽系外縁部で、次々と新しい天体が発見され、その1つの「2003UB313」は、冥王星よりも大きいことが判明。米航空宇宙局(NASA)が昨年夏に「第10惑星」と発表したことがきっかけで、惑星の定義がIAUで改めて議論されることになった。

 今月16日には、冥王星を惑星にとどめたうえで3つの天体を新たな惑星とする「太陽系12惑星案」が提示されたが、研究者の反対が続出。IAUは一転して、冥王星を外す「8惑星案」での決着を目指した。

 最終的な決議案には、8惑星を「古典的惑星」として冥王星などを「古典的ではない惑星」と解釈する道も盛り込まれたが、研究者による投票の結果、科学的にも明解で惑星の定義がシンプルな「8惑星案」が、多数の賛同を得た。

(08/24 23:22)

<太陽系惑星>冥王星を除外 賛成多数で最終案採択 IAU

【プラハ会川晴之】チェコのプラハで総会を開いている国際天文学連合(IAU)は最終日の24日、全体会議で惑星の定義案を議決、1930年の発見以来76年間、第9惑星の座にあった冥王星を惑星から降格する最終案を賛成多数で可決した。太陽系の惑星は一つ減って8個になった。全体会議に出席した数百人の科学者による投票で、教科書を書き換える歴史的問題が決着した。
 可決された定義は、太陽系惑星を(1)太陽を周回する(2)自らの重力で球状となる(3)軌道周辺で、圧倒的に支配的な天体――と規定。「水金地火木土天海」の八つが惑星となる。軌道周辺に同規模の天体があり3番目の条件を満たさない冥王星は、惑星から外れた。
 冥王星や03年に発見された冥王星より大きい2003UB313、小惑星セレスは、惑星とは異なる「矮(わい)惑星」となる。
 水星から海王星までの八つを「古典的惑星」とする一方、冥王星などの矮惑星も惑星の一種とする対案も提出されたが、否決された。
 惑星の定義案とは別に、冥王星を海王星以遠にある天体群の典型例と位置づけることも可決された。ただ、その名称を「冥王星系天体」とすることは否決された。IAUで名称の議論を続ける。
 観測技術の進歩で冥王星周辺で新天体の発見が相次ぎ、「惑星とは何か」を巡る議論が盛んになったため、IAUは2年前に惑星の定義づくりを始めた。惑星を専門とする天文学者には最終案支持が多かったが、冥王星の社会的認知度を重視する人々など、他分野の専門家にはさまざまな見解があり、複数の案を提示して決着を図った。
 ◇  ◇
 アニメ「宇宙戦艦ヤマト」や「銀河鉄道999」では、冥王星は敵の前線基地が置かれたり、人間の墓地として利用されるなど、太陽系の重要な惑星として描かれた。
 原作者である漫画家の松本零士さん(68)は「冥王星こそが太陽系の果てで、そこを離れることが太陽系から外宇宙に旅立つことだと描いてきた。今回の決定は、論理的には正しいのだろうが、多くの人が少年のころから抱いていた夢、心情的なものにも配慮してほしかった。心構えができていないうちに突然決まってしまった感じがする」と残念そう。そのうえで「冥王星はこれからも太陽系の一族だ」と強調し、存在感が低下しないよう何らかの形で配慮してほしいと訴えている。
 ▽観山正見・国立天文台長の話 他の八つの惑星とは形成過程が明らかに違う冥王星が惑星に入らなかったことは、適切な結果だ。冥王星がなくなったわけではなく、残念に思う話ではない。今回の議論の内容を国民の皆さんに正確に伝えていきたい。

(毎日新聞) - 8月25日1時28分更新

☆残念、私の予想は外れました。惑星は、8個と決まりました。今後、日本でも教科書改訂で、早急に多量の編集印刷出版と大変でしょう。
☆小説「SF・神の民族・第三部太陽系史略」惑星連合の部分での訂正をしなければならなくなりました。関わりは無いにしても、12惑星になると大幅な書き直しになるところでした。
☆過去に書かれたSF小説に(角川文庫ジュブナイル)「第十番惑星」というのがありましたが、九番惑星が降格してしまったとなると、この作品の存在に意味が亡くなってしまうのでは、ないだろうか。
☆コメントに記入してもらった「まつりかさん」の意見の通りですね。

24/08/2006

12惑星案問題<3>太陽系、惑星は8つ。冥王星は消える

☆大変なことになってきた。
太陽系、惑星はつ。

太陽系の惑星を9個から12個に増やすとする惑星の定義案を示していた国際天文学連合(本部・パリ)は23日、冥王(めいおう)星を惑星の地位から格下げし、8個にする修正案で最終調整に入った。
Click here to find out more!

 惑星として親しまれている冥王星が、教科書から消えるという事態もありそうだ。

 22日の総会では小惑星「セレス(ケレス)」、冥王星の衛星「カロン」を惑星に昇格させるとした当初の案への反対が続出。ほかの惑星に比べて大きさや軌道面の点で異質である冥王星を惑星としてきたことに反発する声も出された。

 こうした意見を受け、定義案を作成する同連合評議委員会は「12個」案を撤回。新たに〈1〉自分の重力で球形になったもの〈2〉その軌道領域で主要な天体であること――などを惑星とする新定義案で最終調整に乗り出した。

 新定義によると、軌道が海王星と一部重なり、ほかの惑星よりはるかに小さい冥王星は、惑星の座からすべり落ちることになる。「セレス」「カロン」も惑星の資格はなくなる。

 しかし24日の採決までにこうした最終案がまとまるかどうかは不明だという。

(2006年8月23日13時38分  読売新聞)

さて、結果はどうなるのか!
タイムリミットまで、あと12時間
「みなさーん、注目ですよー」
皆さんの御意見をお待ちしておりします。
                      arkajes
興奮してきましたね。
事務所のクーラー不調。暑い!
(関係ないですね)

23/08/2006

12惑星案問題<2>明日に迫った決議!

12惑星案問題<2>明日に迫った決議!
 
 
いや、どもです!

こういった企画に巻き込まれるのも初めてでした
し、これこそがブログの利点、それを実感させて
いただきました( ゚∀゚)b

……自分なりに意見を書いてみたつもり(新記事)
ですが、どうなるでしょうか……。

良い意味で中庸的な、けれどアグレッシブなもの
を天文学会には期待したいですけどwww


いや、本当に楽しいです。お誘いに大感謝!!
Posted by みつはし at 2006年08月22日 20:40
☆光橋祐希さん、有難うございました。「みつろぐ!?(仮)」今後もよろしくお願いいたします。
カテゴリ
ワンクリックで、OK!満足しまくってください。
 
 
(2)●東京セブンさん
初コメントどうもです。

>報道の12惑星は、成立するとおもわれますか?
難しいですね。
新しいのを認めたら、他にもどんどん出てきそう。
ま、新しい名前をつけるときはカッコイイのを付けて欲しいかな(^^
☆有難うございました。「東京セブン」今後も

カテゴリー

など、楽しい話題に訪れてください。

(3) 「宝物のフレンドリーBlog」管理人:宝物さん

2006年08月23日 10:48
>arkajesさん
おそらくこのまま9個だと思われます。
今まで「~球」だったのに、
いきなりセレンやカロンと言われてもピンと来ない…
12惑星は無理でしょう…
最後に、このブログを紹介して頂けたのは
有り難いのですが、若干ブログ名が違います。
正しくは「宝物のフレンドリーBlog」です。
☆光橋祐希さん、有難うございました。「管理人:宝物さん」今後もよろしくお願いいたします。
 趣 味
ドラマを見る事
音楽鑑賞(邦楽)
インターネット
チャット
Blog(05/9/20~開設)
最大訪問者
06/8/5に記録!1856人
△凄い記録です。一体、どんな話題があるのか?どんな、文章をお書きなのか?過去ログから秘密を伝授してもらいましょう。
 

☆勝手にリンク、突然質問、御迷惑とは思いましたが、ブログランキングのタグを扱えない人もいて、誰も知らないところに、いいブログが存在します。傲慢なブログランキンガーもいらっしゃいます。一概に何処がいいか解りません。明日の決議楽しみです。

 答えられて、おられないところにも、お邪魔して確認して置きます。コメントカットされたところも有ります。そこは、コメントして申し訳ありませんでした。至らぬ、質問をしてしまいました。

                                                         arkajes

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22/08/2006

12惑星問題<1>

12惑星問題<1>12惑星成立するか?
◎当るも八卦当らぬも八卦(提供:kizasi.jp/
以上、11ブログの管理人さんに「12惑星成立案するか?」 をお尋ねしました。突然なんで、どう答えてもらえるか解りません。
 私の意見としては、問題発起以前のまま、進展しないだろうと、思います。
1.十二惑星案に認めるとすれば、小惑星(ケレス同じ星?)セレス が発見され、200年。惑星と判断されなかったことだし、このままだと思います。十二惑星案を通しても矮星案、または、小惑星としてべっ視するのでしょう。
2.八惑星、四矮星案は、冥王星を惑星からはずす、ということですが、はずす為に12惑星案をしてきたかもしれない。しかし、一度、九番目の惑星を作っておきながら崩そうというのは無謀だと思います。
ならば、変更なしだとおもいます。
 皆さんの意見は、どうでしょうか?
<八月二十四日、発表されますが、皆さんの意見は?>

21/08/2006

太陽系12惑星

2006年8月16日三惑星が加えられる?

 新聞の第一面にちょこっと載った「太陽系12惑星」一体、どんな惑星なのだろうか?IAUは、天文学の最高機関。8月24日天文議会で、議決承認されれば、74年振りに太陽系の惑星の数が変更されるという。
 「水金地火木土天海冥」と憶えていた惑星名。後の惑星名が、{セレス}のみしか発表されていない。様々な情報が多数あると思っていたが、今のところ、そう多くは無い。「神の民族」という物語を執筆中で、この報道は、かなりの内容変更が考えられるので、人事ではない。今後、この報道を中心に書いていこうと思います。
 24日の報道が待たれる今日である。

※セレス:原案では1801年に火星と木星の間で見つかり小惑星とされてきた「セレス」これは、20年前は、小惑星「ケレス」といわれていた。球形ではない、壊れた星の欠けらの形をしている。
冥王星の衛星とされていた「カロン」これも球形に近いが、歪な形をしている。
※昨年アメリカが発見し{第十惑星}と主張した「2003UB313」という学名の星。
「惑星の定義は、構成を周回している星」しかし、アステロイドベルト(小惑星帯)は一個の惑星が何らかの原因で破壊されその中のひとつが、他の9惑星より大きくても一個の球形の惑星として認めず。という見解があったように思えるのだが「セレス(ケレス)」が太陽系の惑星として認められるなら、また「矮星」というのなら、この論議はなし、ということになる。ようは、冥王星を、太陽惑星にしたことを、認めるか否かの論議に発展しかねない問題を含んでいることは確かなのだ。
 九惑星無数矮星が罷り通っているときに、科学者の研究成果を世に残したいことはわからないではないが、8惑星4矮星とするのか、12惑星にしたいのか。との論議をするなら、既に惑星と認められて久しい冥王星を矮星に格下げする為に三矮星問題を浮上させて欲しくはない。
 このままの
九惑星無数矮星で、いいのではないか。

arkajes

12/08/2006

ここのブログが9月より生まれ変わります

「火星年代記」→「世界不思議探検隊」とブログタイトルを変更。
世界の歴史を中心に、「歴史書」の研究。
「歴史小説」への挑戦。「世界史における各時代の思想」「世界の民族衣装の研究」
「過去から未来へのファッションや女性の化粧に関しての研究」「歴史的美の象徴の研究」
「世界の七不思議」の研究など、バラエティに富んだブログを、読者と共に創っていきます。
下記は、仕舞いブログです。各ブログのバグやアクセス不能期において、移し替えを行った際、重複した箇所が有りますが、今月中には、整理したいと考えております。

1.http://arkajes.blog55.fc2.com/       arkajesのTOPpage

2.http://blog53.fc2.com/arkajes0/        arkajesのしあわせづくり

3.http://myhome.cururu.jp/arkajes/blog/    arkajesの素敵な人性

4.http://ameblo.jp/arkajes/            JAPAN TREKSOLⅢ)

5.http://arkajes1.spaces.live.com/      世界不思議探検隊

6.http://sky.ap.teacup.com/arkajes/ 怪奇故事
全てのブログは一環しています。創造表現することです。画像を、文章を、人性を、自己表現を、自分の容姿を、自分の頭脳を、町や都市を、農業漁業産業を、情報を、新しい流通方法を、新しい交通手段を常に創造表現していかなければなりません。そのために、少なくとも10000人のCreatorが必要です。
 先ずは、創造する人、考える人。
 集まれ、創造者達よ。
     arkajes
02/08/2006

第二話 妖怪十物語 (6-2)

Horrorホラばなし

第二話 妖怪十物語(6-2)

第六夜 母の心(其の参・承前)


 源頌が、破れた障子の扉まで、恐る恐る近づき中を覗き込もうとしたときだった。源頌の後ろから、誰かが突進してきた。源頌は声を発する暇も無く、家の中に転がり込んだ。

 源頌は襲ってきた男の二の腕を後ろに捻り上げた。

「イタタタ!」と声を上げたのは、先ほどの老僧である。その老僧を、外に連れ出そうと立ち上がったとき、またもや後ろから、エネルギーの塊に押され外に吹き飛ばされた。再び、三人同時にである。

「源頌さん、貴方は外にいてください!」と慧鶴言いつけると、家の中に突っ込んでいった。老僧も負け時とばかりに、その後を追う。「坊主に化けた。妖怪め!」

源頌は、老僧を引き止める。老僧は、源頌の鳩尾(みぞおち)に、鋭い蹴りを入れてきたからたまらない。余りにも強烈な不意打ちを食らった源頌は、気を失ってしまった。「この妖怪め!恐れいったか」というと、中に入っていった。

 慧描くが、老僧に引きづられて出てくるが「貴方は、何をやっているのですか!?」とドヤシつけられ、呆気にとられる老僧。

「御主、化け物とは違うのか!」

「化け物は中です。それより、おあつさんの手当てを」

老僧は、源頌とおあつの傍に行き、おあつを起こしにかかった。それを、林の方から眺めていたきぬが、子供が走り寄ってきて「あっ!、坊さんは?」

「おうお、きぬ坊と、とめじゃないか」と身体に異常の無いのを確かめたが「おっかぁは、どこ?」と聞くきぬの不安そうな顔を観て、返事に困った。「ここには、おらん」と声には出したが、「魔物に取り付かれたお前の父親に喰われてしもた」とは、とても云える訳が無い。どんなに強い剣客であれ、魔物を斬り倒す事は出来ない。まして、法力を会得して無い坊主に何も出来なかった。子供にせがまれ、背を向けていた老僧の横に、慧鶴が三度吹き飛ばされてきた。

 「源頌さん、起きてください」と云う声で、起きれるはずも無い。慧鶴は立つと、源頌の処へ行き、横腹を蹴って起こした。老僧もそこへ来た。「あんたは?」

「魔物退治を専門とする修行僧です。(道鏡慧端)瞭然禅師の弟子です」ここまでの御歳であれば、道鏡慧端の名前を知らぬ坊主は、坊主の偽者。いまは、時間をかけて説明出来ない。

「道鏡先生の…!」と引き下がったが、「これは、運命の引き合わせー、ワシはな。」と云い掛ける老僧を脇に押し、源頌の頬を叩いた。

「こいつは、わしが打ちのめした。殺すのか?」

「何を、馬鹿なことを!起こすのです。魔物退治に、このお坊の力が必要なのです」

「なに、わしではだめか?」

「あなたの、力を知りません、あなたの、命がないかも」

「わしも、昔は道鏡先生の弟子の頃があった」と、源頌を起こす。

「では、源頌さんを、起こしてください。妖怪の力を弱めている間に、一気に打ち倒します」

老僧、そのパンチ連打の速さ。慧鶴は、魔よけを二人に渡すと、魔よけに書かれている文字を読みあげながら、私の後ろから付いてくるように指示し、大黒柱に入り込んだ妖怪を両方から挟み込むよう言いつけた。

 慧鶴は、韻を踏み戸口を中にはいる。続く二人。魔物の悲鳴は、家の中の小物を四方に飛ばし、苦しがった。慧鶴の合図で、大黒柱に魔よけを貼り付けた。魔物の断末魔。と、大黒柱の中から、人間の男がはじかれたように飛び出てきた。

「この男が、あの子供の、母親を喰い尽した」と老僧は行った。

「あんたは、何もせず、見てたのか」と慧鶴。

「わしは、壁に貼り付けにされていたんだ」

「すまなかった、そういう、つもりで、聞いたのじゃない」と慧鶴。「この男に、もう霊気はないし、害も無い」

 三人が出て行こうといたとき、柱から出てきた人魂が輝きながら浮かんで、死んだ男の方に近づいてくる。それを観た慧鶴は「母親の魂よ。母親の魂が、男親の身体に宿るのだ。

あの子たちには、内緒にしとこう」

「ここは、このままにしておくのか?」と老僧。

「不服か?それとも、私たちが、魔物を倒したことを、誰かに教えたいのか?そのうち、誰かが気付く、害は無い。それより、村長の家で、魔物の親方が待ち受けている。これからが、本番の戦いですよ。御坊」と老僧に云った。


母の心(終わり)


次回 第三夜 壁抜け妖怪 抜け壁退治(一)

を、御期待ください。
九月より[arkajes的 怪奇故事]に移ります。







Windous Live"Spaceに変換、直ったみたい

やっとのことで、火星年代記が復活しました。
ところが、プロフィールの画像がリンクできなくなりました。
どうしたらいいものか。
暫くは、調整の為、画像なしと云うことになります。あしからず。
私用雑言:タバコ休憩10日目達成。しかし、苦しい。タバコが吸いたい。
CSで放送中の”LOST”で麻薬常習者のミュージシャンがいますが、彼がなかなか麻薬が止められずにいました。
タバコを止めるのに、これだけ苦しいのだから、麻薬になると、私だったら”無理”かも知れないと思うのだ。
「若者達よ」タバコを止めよう。そして、苦しみを分かちあおう。(なんて、いえないなぁ~)

  arkajes
27/07/2006

当るも、当らぬも。八卦

 信じても無いのに、占いが好きな人。
どうでもいいのに、出かける前に
「今日のトップは、○○座」。
1番は、良過ぎて「失敗すんのよ」
12番は、「やっぱ、悪かった」
数ヵ月後、「良いこと無いなァ~」
貴重な時間が過ぎてます。
未来のために
何か、本を読みましょう。
何か、計画立てましょう。
arkajes
26/07/2006

第二話 妖怪十物語(6)

Horrorホラばなし

 

第二話 妖怪十物語(6

 

第六夜 母の心(其の参)

源頌は、背からきぬを下ろし、おあつの家から離し、竹林の方へ移動させた。「ねぇ、何があったの?」慧鶴の背中で一回転して着地したときに起きた、とめが聞いてきた。きぬはまだ朦朧とした目を二人に向けていた。

「見ていれば、いい」源頌にもどうなるか解るわけが無い。

 

家の中に飛び込んだ慧鶴は、周囲を確かめた。妖気は感じるが動く物体は見えない。足元に、一人の女が倒れている。顔を見ると老齢であることから、きぬたちの祖母にあたる年だ。

「おあつ!おあつ!」と起こしてみるが、動かない。この女から、妖気は感じない。呼吸はしていたので、板場に運んだ。板場に男が倒れている。板場に上がり近づいてみると、自分と同じ坊主である。こちらも年配だった。「御坊!」と呼ぶと直ぐに起き上がった。

「来るか!化け物!デェーッ!」と腕を突き出したが、慧鶴は軽く掴み「正気か!御坊」

「イタタタ!誰だ。お主」

「御坊に、妖怪が憑依してた様子は無いな。」

「当たり前だ!」

「この大黒柱か!」と護符を貼ると青白い炎が大黒柱から噴出した。三人は、その勢いで外に放り出さた。受身で体を起こした慧鶴は「律・戒・禅!」と韻を結ぶ。

二枚の護符を手裏剣の様に飛ばすと、家の中にスタスタと入っていく。庭で、腰を打ち老齢の坊さんは、ウンウン唸っていた。

「何処の御坊かな」と源頌が近寄ると「この坊主の妖怪め!」と掴みかかってくる。

源頌は打ち捨て、家の方へ近づいた。

 

 

続く

 

第七夜 母の心(其の四)

に乞うご期待ください!

25/07/2006

第二話 妖怪十物語(5)

Horrorホラばなし

 

第二話 妖怪十物語(5)

 

第五夜 母の心(其の弐)

 

「強い妖気を感じた。志和鋳村で何かが起こるぞ」慧鶴は振り返った源頌に云った。

「どうして、志和鋳村と?」

「脳裏に、邪悪な光景が現れた。方位は卯。南南西。」

「志和鋳村は、遥かに見える山々の方面ですからな」

 

慧鶴の背で、とめが寝息をたてていた。きぬも起きてはいたが、源頌の背で朦朧としていた。途中、川で汗を洗い落とし、水の補給もしていた。西に夕焼けが映(は)えていた。歩きながらも、慧鶴はお経を唱えていた。

源頌はそれを聞き、胸のうちで復唱した。それも修行の一環。時を無駄にしなかった。

「ここからですね」道の分岐点から、志和鋳村だと、慧鶴は遠くに点在する家々を見渡しながら、源頌に確認をとる。ズレ落ちそうな背中のきぬを少しはね上げた。

娘達の母親の居場所が、宿場の何処其処と解っていれば、訊ねようもあるが、志和鋳村だけでは見当もつかない。さらには、志和鋳村に観音堂も地蔵堂なければ、寺も存在しなかった。村長を訪ねるしかない。

「慧鶴さんは、日本の地理の隅々まで理解なさっているのですか?」

「そんなことはありません。この村の場所は大方解るにしても、住民までは、役所の者でも知りますまいに」

「仙人でも無い限りですね」

「無我口は、止しましょう。村長を訪ねるのです。」二人は、最初の家に向かった。

「こだらとこ、坊さまが。めんずらせぃ、こったなァ。」

「すこし、訊ねたい。この娘知らないか?」

「迷いっ娘けぇ。顔っこ、見してみろ!」と夫婦でみても、「この村の子供じゃねぇ」

「せい。という名の母親が、この村で待っているって、この子らが、云っていたんだが、この村に居るか。“せい”だぞ。」

「まんすけのむすめっこ、せい、云うたな。」

「あそこは、せん、じゃ。“せい”は、おあつさんとこだ。しかし、やくざの“きちべぇ”に、攫われた。云っとったなぁ。」

二人の夫婦は勝手に話していたが、“きちべぇ”の名前が出ると、子供が云ってたのは、嘘ではなかった。と、いうことだ。

「おあつさんの、住まいを教えてくれんかの?」と源頌が訊ねる。

「そういや、村長さん処で、奇妙なことが起こっとるんじゃが。坊様は、其のことで、来られたんじゃとなぁ」

「それは、どういうことだ?」と慧鶴。

「いまの村長の親父さんがこの前、死によった。古い高価な美術品に魅せられてのう。ところが、葬式の七日目に、村長の倉庫の前まで来ると、倉庫の前に置いてあった。机が、女の体のようにクネクネ動き出し、倉庫の壁を突き抜けて中に消えてしまった。と、不思議がってんだ。もつろん、誰も笑って、相手、すんなかったもんだ。

けんど、おいらの、弟のにすけも、椅子がクネッて、壁に吸い込まれるとこ、見たという。わすはな、おとうとにな。兄を鎌かけて騙すような事は、金輪際するな!と、起こったんださ。」と夫の方が云うと、妻の女の方が、「もう、村中の半分ぐれいは、見てるんだって。わすは、見てネェす」

「おらも、見てねんださ。」

「あんたの話を突然聞いて、信じられることではないにしても、調べる価値は有ります。」と慧鶴が云った。百姓夫婦は意外な顔をしながらも笑顔をみせ、源頌は内心完全な嘘と感じた。それに乗るのは、あまりにも馬鹿々々しいと、慧鶴をにらんだが、慧鶴は「おあつさんの処に、この子を預けたら、村長の処に急ぎましょう」と、逆に源頌を見据えた。

「慧鶴の行動に無駄は無い」

源頌は、こころに言い聞かせて、反論しないことにした。なぜなら、子供に占領された背中を早く開放したかった。

「邪魔したな」と夫婦に笑いかけ、そこを後にした。後ろから「何か、こしらえますので、食って行っては、どうかね。」と声があったが、「気持ちだけ、戴きましょう」といい、おあつの家を目指した。竹林の裏手に小さな家があった。老人が目ざとく坊主を見ると「なんぞ、様か」と異様な眼つきで、僧を睨んだ。途端、慧鶴の身体が中に舞い上がると、横に飛んだ老人の上から、護符と投げつけた。払い除けようとする老人の手の隙間を縫って、額に張り付いた。と思うや、奇妙な声を発して、前転すると、狐の妖怪に変わっていた。護符はくっ付いたままで、暫くのた打ち回っていたが、霧に紛れ見えなくなったが、慧鶴は、背中のとめを、源頌に渡し、「家の中も多数の妖気がある。源頌さんは、離れて子供を守って置いてください。」

子供を守るも、常人の力持ちだけで、守ることが出来るかどうか、慧鶴に聞く間も無く、慧鶴は韻を踏みながら、家のなかに飛び込んだ。

 

続く

 

第五夜 母の心(其の参

に乞うご期待ください!

 

24/07/2006

第二話 妖怪十物語(4)

Horrorホラばなし

第二話 妖怪十物語(4)

第四夜 母の心(壱)

源頌にとって、妖怪退治はこの世に生を受け、初めてのことだった。慧鶴に「あなたは、私の命の恩人です」と云われたとき。自分に誇りらしきものが生まれた。

「この若輩め!」と思いつつも、彼の力は「常人に在らず」と多くの人が言うのは、当然だった。「あなたは、私の命の恩人です」と云われても実感はなかった。彼が紙に封じた「魔よけ」が無かったら、二人とも死んでいたのだ。

「源頌さん」慧鶴は、物思いに耽っている源頌に声をかけた。互いに、あまり話しを交わさなかったが、共同で何かを成し遂げた親しみを感じ始めていた。道鏡禅師は、人の心を読む天才でもあった。白隠は、そう思った。自分が誰よりも優れているという自惚れがある限り、道は開かれることは無い。道鏡先生は、無言でそのように答えているようだった。「源頌さん」

親しみに変わった慧鶴の声に、源頌は狼狽し、振り返った。「やッ!申し訳ありません」

「何を考えていたのです?」

「戒厳寺の妖魔をデスね。」

「違うことを考えていたのでしょう。例えば、若輩の私のこととか」

「はぁ~。みすかれていましたか。は~ハハハッハ」

源頌は、この先、戒厳寺までは、気の晴れる旅が出来そうに思えた。

「とうに、昼は過ぎています。そこの木陰で食しましょうか」

「ハッ!そうしましょう」

清隆寺を出るときに、指しいただいた。竹の葉に包んだ麦と粟を混ぜたおにぎりを頬張りながら「初七日まで、居てやりたかったのですが、戒厳寺の方も、大変なことになってるから、仕方ない」

「脅威は取去りましたからね」

「そうです」

「源頌さんが」

源頌は、握り飯を取り落とそうとしながら「その言い方は、止しましょうよ。穴があったら入りたいですよ」と、また、笑いが起きる。国を担う百姓の者たちは、天災、年貢、野党に苦しめられている。いかなる生業(なりわい)であろうと、生きることが苦しみである。其の中で、少しでも笑顔が出る生き方をさせたい。その祈りから源頌は僧の道を選んだ。武士の子として生まれたが、父は職にあぶれ陽がな手内職をし、時には道場の臨時道場主をやっていた。金が無く、母が病気で他界した際、持ち金と源頌を寺に預け行方知れずとなってしまった。四十数年も昔だった。

「今度は、何を考えているか、あてましょうか?」

「子供染みた事は止めましょう」といいつつも源頌は赤面していた。

「おねぇちゃん、お腹減った」どこかで、幼い子の声がした。源頌は、三個在ったおにぎりの一個を食い終わったときだった。

「ごめんなぁ、とめ。食うものは、な~んもっとりゃせん」とさっきより年上だが、子供の声がした。近くだ。源頌は立ち上がり、あたりを見回し子供を捜した。

「誰か、居るのか?」

「とめッ!隠れるんじゃ!」

「いや~ん、腹減ったー」とせがんでいる。大木の後ろに、少女が二人いた。

姉の方が妹らしき小さい子を背に隠し「何でもありゃ~せん。人間違いだ。」と怯えている。

「わしゃ、ぼんさんじゃ。こまっとる人を、助けとるんじゃ。こち、来い。」と手招きする。

「おにぎりじゃ~ぁ」と妹の方が眼をきらきらさせている。「とめ。ダメ。坊さんの姿した、人さらいなんだから」

「ひとさらいって、なぁに」

「なまはげよ」

「なまはけって、美味いの?」

「ばけもんよ」

源頌はおかしくなった。「おかぁやおっとうは、おらんのか?」

「水汲み行っとる」姉は気丈夫な娘のようだ。源頌の動きを一部始終みて、その動ごきを察知して微妙に、妹を自分の後ろに立たせていた。「すぐ持ってくる。とうちゃんは、鍬持たせたら侍も逃げるくらい強いだから。かぁちゃんも、強いんだから!」瓜実化顔の可愛い顔立ちをしながらも、今にも襲い掛からんばかりの狼の目をしている。

「わかった。じゃぁ、おとうやおかぁが、帰ってくるまで、坊さんの余ってしまった、おにぎりを食べながら、待っといたらいい」と筍の皮に包んだおにぎりを渡そうと、一歩近づくと、その分だけさがった。

「源頌さん、その子供は、そんなに腹は減っていないんだ。兎に角、私らだけでも腹を満たしましょう」と慧鶴が後ろでに現れた。

「小さい娘子は、腹が空いておる」と振り返る。

「姉の方が、食べさせてくれるだろう。坊主のわしらも腹が空いている。」と言いながら、にぎり飯をガブリと大口で頬張り「うまい!これは、うまい!」と笑顔で食う。

子供たちは、よだれを流してみている。「源頌さんも、握り飯が欲しくない子供に、やる必要はないだろう」と片目をつぶる。

「仕方ない。」と、慧鶴(えかく)にうなずき少女二人に「とめちゃんや、このでかい!うまい!握り飯をあげたいと思っていたが、おねぇちゃんが直ぐに食べさしてくれるんじゃて。だから、この握り飯はこの坊さんが食うぞ。これで、後はもうないぞ。」

「何をいっている。腹を満腹にしておかないと、次の村の妖怪を倒せないぞ!」と慧鶴が云い、また一口食らう。「うめえなぁ」

「おねぇちゃん、お腹減った」と泣き出した。姉の方のお腹もグーッと鳴る。

慧鶴(えかく)は、右手に持った握り飯を食べ終わると源頌の握り飯を掴み「これは、姉にやる分の握り飯だな。ねぇさん、これは、お人好しの坊さんが、あんたに食ってほしい差し出した握り飯だ。しかし、あんたはたべとうない。だから、わたしが食ってやる。しかし、源頌和尚が持っている。握り飯は、妹さんにってほしいと差し出した握り飯だ。これは、あんたがくものじゃない。妹さんの物だ。解るな。」という。

姉のほうは、ジッと慧鶴の顔を、慧鶴の手をみている。

「おまえさんが、食べとうないなら、私が食うぞ。」

「卑怯だ!」と姉のほうが言った。

「なぜだ?」

「あんたは、まだ二つも手に持っている。なんで、人の飯取るだ。」

「坊主はな、一度差し出したのもは、その人が受け取らないからといって、自分では、食わんのだ。どうぞと、差し出した時点で、今私が貰った握り飯は、おまえのものだ、お前が食わねば、捨てることになる。ところが、おまえが捨てる前に、私が拾った。この握り飯が、私のお腹に入ってしまうまでは、おまえのものだ。このお坊さんに、ありがとう。とちゃんと礼をいえば、渡してあげよう。それとも」と口に運ぼうとすると「あ~ぁ」と姉のほうが手を出した。

「そんな声を出せば、食えないだろう。これは、おまえのモノだから」慧鶴は、目を細めた。「この握り飯は、おまえのものだ」

「あたいの、おにぎり。あたいの、御握り」

「源頌和尚に、お礼を言って、受け取りなさい」と目と細める。

「源頌和尚、ありがとう」姉のほうが、慧鶴に近寄った。

源頌が妹のほうへ、握り飯を差し出すと泣き顔を笑顔に変え近寄ってきた。

二人の子供は、おにぎりを手にすると餓鬼のように、食い出す。慧鶴は左手の握り飯を源頌に差し出した。

笑顔を向け、源頌が握り飯をとると、それを見ていた姉の顔に笑顔が浮かんだ。急いで食べて喉を詰らす妹の「とめ」の背をさすり、竹筒の水を飲ます源頌に姉は安らぎの眼差しを向け、残り半分をゆっくり食べ始める。

二人合わせて約一個分を残したので、残りは竹の皮に包み、それぞれの懐に入れてやった。

「これから、どこに行くのだ」と聞くと、母のところという。母の居場所は志和鋳村。「戒厳寺」へ行く途中を南に下った山方になる。ここに、幼子を置き去りにするわけにもいかず、連れて行くことにした。しかし、姉のほうは、また、心を閉ざしてしまった。

「ここで、お父ちゃんを待つ」という。

「いつ来るんだ?」

「もうすぐ」

「いつから待ってる?」

「きのう」

「それまで、一緒に居たのか?」と聞くと、この辺で待っていろといって、どこかへ行ったと答える。

別れた場所を聞いても判らない。待ってろといわれた場所も定かでない。慧鶴はこのような事態には関りたくない様子で、道路の脇で寝転んでいた。行く宛ての無い素浪人のように。

「おかあちゃんは、志和鋳村に行けば判るのか?」

「お父ちゃんが、そこで、おかあちゃんが待っていると言っていた」

「では、おかあちゃんのところへ行こう」

姉のほうが、頭を振り父を待つというのだ。志和鋳村は、今行けば、今日中にいける。「慧鶴さん、妹のほうは私がおんぶするが…」といいかけると「待ってくれ!姉のほうをおんぶするのは、荷が重い」と体を起こした。

「勘違いするな、姉のほうは、歩かせる。途中で歩けなくなったら、姉のほうを私が背負うから、そのときは、妹のほうを背負ってくれ」

「それなら、話が判る」と立ち上がった。

源頌は、紙と筆を出すと、(きちべぇさまへ、きぬ、とめ、しわいむらの、ははごのもとへ、とどけ候 源頌和尚)と書き記し、大木の通りによく見えるところにその紙を貼り付けた。文字を押さえながら、読み上げて「これなら、お父ちゃんにもよく見えるだろう」とふたりに言って、通りに出た。

源頌は、とめを背負い、慧鶴はきぬの手を引いて志和鋳村に向かって歩き出した途端、慧鶴は背筋に悪寒が走った。

「どうしたの?」ときぬは、慧鶴に尋ねた。前を歩いていた源頌が振り返る。「どうした」

「強い妖気を感じた。志和鋳村で何かが起こるぞ」

 続く

 

慧鶴の鋭い霊感!

明夜の

第四夜 母の心(弐)

に乞うご期待ください!

 

 

21/07/2006

第二話 妖怪十物語(3)

Horrorホラばなし

第二話 妖怪十物語(3)

 

第三夜 死での旅の道連れ(其の参)

 

雨が止んだ。今のうちに、魔よけを貼らなければならないが、糊の在り処を知る住職が息を引き取っていては、話にならない。慧鶴は、魔よけの蝋紙の半分を源頌に渡し、墓の周りから石を拾って文字が隠れないように全部の墓石に乗せなさい。それで奴は、墓の中に戻れなくなる。早く!」というなり、裸足のまま外に走り出た。源頌も慧鶴の後を追った。雨は小降りになっている。

暗がりで、小石を探す。あるように思えた小石は、なかなか見当たらない。草の間から、二個見つけ、墓石の台に魔よけの紙を置くと、髪の上両端に石を置いて固定した。

「こんなもので、よいのだろうか」と慧鶴を見ると、「終わったか?」と聞いてくる。「今、ひとつです」

慧鶴は、走りより源頌の手から、二枚を残し「急げ!もうすぐ出てくる。下の村のほうへ逃げるんだ。」と云いつけ、墓に一舞ずつ置いていった。狭い道路に出た源頌は、村といってもどちらに向かえばいいのか、気が動転していた。

とりあえず、走り出した。道の先から道に走り出た人影。源頌は、慧鶴と見て、「やっと、来てくれたか」と声をかけたが、「何処にいっている」と後ろから白隠の声がする。目の前にいたのは、魔物である。

ヒーヒーの体(てい)で、慧鶴の方へ走り出す。魔物は、走るのはそう速くはないが、一定の速さで追いかけてくる。二里ほどはどうってことはなかったが、それから先は心臓が張り裂けそうになった。後ろを向くと、魔物はついって来ていない。「慧鶴さん!あいつは、追って来てないみたいですよ。休みましょう。」

「馬鹿を云ってはいけません。住職と同じになりたいのですか。」

「いつまで、走ればいいのですか。」

「夜明けまでです」

「夜明けまで、走るのですかな!?」

「奴を倒すのは、陽の光です」

「呪文じゃ、無いのですかな?」

「それは、絵空事に過ぎません。仏の教えは、物理に叶ったものばかりです」と、清々しい(すがすがしい)顔で答える白隠に源頌は腹が立ってきた。

この若輩者に馬鹿にされてはなるものか。意地でも白隠より前を走ってやる。その気で走り続けたが、その限界に着てしまった。

ヒャッ!ヒャッ!

「もう、だめだ!」と倒れ込んでしまった。

「ダメですよ!」と白隠も疲れを隠しきれない。「誤算がありました。源頌さん。」

「何ですか?それは。」

「水ですよ。水が無いと。走れません。」

確かに、慧鶴の言う通りだった。「川は、無いのですか?」

「そこまでは、僕にも解らないです。水は、霊感を放つときと、放たないときがあります」

「今は放たない、とでも?」

「そのとおり。とにかく、距離を置かないと。」

長い一本道に差し掛かった。そうなると、後ろに遠くあの姿が肉眼で見えてくる。

「ヒーヒー」「ハァーハァー」二人は、頭から爪先まで、汗みどろ。格好は走っていても速さは歩いているのと変わらないほどでした。

魔物は、着実に二人に近づいてきていた。源頌は足元の直径5寸(16.5cm)程の枯れ木を見つけた。立ち止まると、肩で息をしながら「慧鶴さん、先に行ってください。あいつを倒せるか、一か八かの賭けです。もう、走れない。今の私は、(窮鼠のねずみ)じゃない、窮鼠命運の一撃って、ハァ~。」と腰砕けになるも、背丈もある枯れ木を持ち上げた。

源頌は、力持ちではあるが、これほど長い時間を走り続けた経験が無い。大きな体躯も力の元と食うときは人一倍食うのが源頌流と云ってきたが「身軽にせよ」とは、このようなときもあるとの戒めだったと、今思っても詮無いことだった。

「馬鹿は止せ!相手の力は計り知れない、力士の首の骨を一撃で折ってしまう。そんな枯れ木など奴にとっては、空気のようなもの」

かなり遠くに見えていても、奴は迫っていた。雨雲は去り、星空になっていた。足元は合いも変わらず抜かるので走り辛い。

源頌は道の真ん中に、身の丈もある枯れ木を捨てた。「死ぬまで、走るってことか!」

「そうです。源頌さん。あなたは、今魔物と戦っているんです。此処で、あなたが倒れ、生気をすえば、奴の力は倍増する。次の村の人々もその犠牲になる。村から一里のところに来たら、山道を駆け上がる。つかまる前に日が昇れば、我々の勝利です。いまはただ、体力勝負です。取りあえず走りましょう」

ところが、中途半端に泊まったものだから、足が吊ってしまった。「あ、イタタッ!」

「崖に飛び込みますよ。」

「何!」刹那。

慧鶴は、源頌を押し抱くと道の斜面へ身を躍らせた。身を丸め、厚く積もった濡れた落ち葉の中を転がった。

緩やかになった斜面で落下は停まり源頌に近づいた慧鶴は「源頌さん、やつには、人の体温は感じない。死体には興味ない。生気も身が奴の原動力です。足音が地被いて来たら、目を閉じ、息を止める。息をしているもの。動くもの。これが奴の追い求めるものです。ただし、布団での体験はありますが、このような処での経験はありません。試しに」と懐から魔よけの残りを出し、横たわった源頌の胸に乗せた。「二人で、やってみましょう」

慧鶴も横たわり、一枚を胸に乗せた。

魔物は、道路の上から見失った獲物を探していた。半時もすると源頌の痛みも和らいできた。といっても、歩けるほどではなかった。

白隠が源頌に話しかけようとしたとき、道路からの飛来物があった。奴だった。魔物は、白隠の足元を転がり落ちていった。まだ、動くわけには行かない。夜が白み始めたが、直射日光が差すまでには時間があった。既に、二人とも着ている着物はグッショリ濡れていた。

濡れた落ち葉を踏みながら、何者かが近づいてくる。呼吸を止め、暫く待つ。足音が遠さかると呼吸を始める。木立の間から、日が差してきた。

「誘(おび)き出しを始めます」と白隠。

「誘(おび)き出し?」

「そうです、誘き出し。完全に息の根を絶つ!」スックと立ち上がり白隠は、周りを見回した。「立てますか?」

「な、何とか」とため息の如く言葉を吐き出し立ち上がる。

源頌は白隠と同じ様に周りに眼を転じた。魔物のいる様子はない。

「何処に行ったのでしょうか?」

「うむ、魔よけは捨てないようにして、上りましょうか」と白隠が一歩足を踏み出そうとしたとき、その後ろの木の葉が天に登る勢いで舞い上がった。源頌が、慧鶴を横になぎ倒すと、左手に持っていた魔よけを立ち上る木の葉に押し付ける格好となった。

張り倒された慧鶴が顔をあげてみると、魔物の顔に魔よけが張り付いている。

魔物と共に倒れこんだ源頌であったが、魔よけで一瞬動けなくなった魔物に木洩れ陽が奴の身体の各所を覆った。

ブエェ~ッ!と云う声ならぬ悲鳴をあげたかと思うと、ベタ付く糊のように解けてしまった。

笑みを浮かべ「源頌さん、よくやられた!」

源頌は、何が起こったか解らぬような顔をしていたが「これで、終わったのですか?」と訊ねていた。

 

一度、先ほどの寺に引き返し、更に寺で命を落とした人々の葬儀、供養を終え、次なる住職の手続きを取ることを村人に言い残し「清隆寺」を後にし、「戒厳寺」に向かった。

 

第三夜 死での旅の道連れ(終わり)

 

「清隆寺」に予定外に現れた妖怪退治は終わったが、

源頌和尚の使命は終わっていない。

この妖怪道中は、始まったばかりである。

 

次回、第二話 妖怪十物語(4) 

 

夜 は「母の心」をお贈り致します。

明々後日の夜を乞うご期待!

No.2 bilionの「THE TAXI」

No.2 bilionの「THE TAXI」
「タクシードライバー」の日常とその日の出来事や疑問を
スマートに表現する魅力的な文章。
 
 過去ログを堪能するもよし。
「只見は禁物」
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20/07/2006

第二話 妖怪十物語(2)

Horrorホラばなし

第二話 妖怪十物語(2)

 

第二夜 死での旅の道連れ(其の弐)

 

源頌和尚(げんしょうおしょう)が「戒厳寺」に着いた時は、西に夕焼けが広がっていた。先ほどより、妖気は多く感じられた。とにかく、入ってみることだ。

開け放たれた門を潜ると、足を一歩踏む出す。源頌和尚を中から追い立てるような一陣の風。左に持つ杖で体を支え、右に持つ数珠で顔を覆った。風は収まったものの、妖気が源頌和尚の周りを取り囲んだように感じられる。源頌和尚の技量ではとても敵いそうに無い。寺の中には、無数の悪霊が渦を巻いている。

源頌和尚は悪霊払いの修行はしたものの、その儀式を経験していない。ここは、瞭然禅師に来てもらうしかない。無念に思いながらも、立ち去らねばならなかった。先代・住職基淨が命を落としたのは、悪霊との決戦に力不足から来たものだ。彼が、瞭然禅師のことを知っていれば、一人で立ち向かうこともなかったろう。彼が、一人で立ち向かったのは、禅師のこと以外に、早めに村人を救いたいという心が、判断を鈍らせたのだろう。

自分が来なければ、この寺は永久にこのままであったろう。「今此処で自分が犠牲になっても何の意味も無い」と判断し、瞭然禅師(道鏡慧端)を神州飯山に尋ねた。瞭然禅師は、弟子の慧鶴を紹介してくれた。源頌和尚は、慧鶴が自分より二十二歳も若く暗い顔立ちに寄り付きがたいものが感じられたが、「是非、瞭然禅師が着てもらわねば、この若造では、太刀打ち出来る訳が無い」と云いたかったが、瞭然禅師の前では、両手を突き頭を下げるしかなかった。

道教には元々悪霊払いをする儀式はあったが、日本に伝わった教えには、それは含まれていなかった。日本には、陰陽道があり、中国からは二派に分裂して入って来たものである。瞭然禅師は、臨済宗に陰陽道の悪霊払いを取り入れ元々の道教に近い姿に戻したとものの本には伝えている。白隠はそれを一番に学んだ人であった。

「戒厳寺」までの道のりは、二人の足で二十日はかかりそうだった。意外と慧鶴はこの辺の人々に顔を知られており、民家の座敷や小屋などと宿に泊まれる機会が多かった。まして、雑炊まで御呼ばれになった。

その日も夕暮れになったが、慧鶴の顔見知りのいる地域は、遥か遠くに過ぎ去っていた。久々に空腹と野宿の夜になりそうだった。空は湿った厚い雲に覆われていた。年下といえど慧鶴は源頌和尚と核が違っていた。黙々と歩き続け、交わした言葉は少なかったが、源頌和尚にしてみれば僧の中の天童と云っても過言ではないことを、知ったのだ。

「きょうは、雨になりそうだが、泊まれる民家はありません。ここを山手に行けば、かなり痛んだお寺があります」と白隠が云う。

「行った事が御在りで」

「ない。ついてきなさい」

二十歳前半の若僧(わかぞう)が五十に届こうとする熟練僧(じゅくれんそう)に口走る言い方は無いだろう。と、俗世間体(ぞくせけんてい)の言葉が頭を擡(もた)げてくる。

若く輝くばかりの僧衣を纏(まと)った後ろから、ボロ雑巾僧衣の老体がついていく姿は、まともとはいえない旅ゆきに見えただろう。

四里三町ほど行くと、まさしく古寺が建っていた。寂れた、幾人もの村人が出入りしている。

「何かあったのですか?」と源頌和尚が聞こうとすると、通夜の最中だと気づき、小さな御堂に入っていった。すると、お堂にいた住職が現れ「偶然とはいえ、うちの小僧達が病で臥せっております。村人も、得体の知れない病で、十二人も亡くなりました。医者を呼んできたのですが、流行り病ではない。と云うんです。私一人では、とてもてが足りません。村の女衆に手伝ってもらってはいるものの、坊主が足りない。」

「そんな、事と思い、手伝いに参ったのです」と白隠は云った。

源頌和尚もここの住職も驚いたのだ。

「だた、申し訳ないのだが、部屋がみな塞がっておりまして…。」

「この御堂で、十二体の仏様と、一緒に眠って欲しいというのだな」と白隠が住職のあとを継ぐ。

「とにかく、此方(こちら)へと」と、台所に二人を案内し味噌と沢庵で、麦飯を出してくれた。

通夜の送りが終わると村人は、深夜まで濁酒を持ち寄り、死因の話や亭主やかかぁを亡くしたあとの生活のことなどを話していたが、源頌和尚がふと気づくと、人声も人気さえかき消されていた。死体の横に敷かれた三つの布団。寝る前に、慧鶴は源頌和尚に言った。「夜中、誰かがこのお堂に入ってくるが、返事をしたり、布団から顔を出したりしてはいけません。いいですね。」

住職がやってくると、「私も皆様と共に…。」

「大変ですね。こうも大勢だと。」

「呪われてるんですかね。何かに。」と住職が頭を捻っていると白隠が「私が、肌で感じてるのは、ひとつは世の動きに耐えられず死んでいった御霊が浮かばれないまま、この地表を覆っている」と後を継ぐように言い切った。住職は、やはり、白隠の方を弟子だと思ってたらしく、源頌和尚の方を見て「このお方は」と尋ねてきた。

「瞭然禅師の教えを受けておられる白隠和尚です。妖魔にたたられた村を救いに行かれる途中に、此方に足を向けられたのです。」と源頌和尚が説明する。

「瞭然禅師?道鏡先生のことでは」

「そうです」

「これは、勿体無い」と二人が話をしていると、外からお堂の壁を叩く音がする。「誰だろう、こんな時間に…。」

「静かに!そのままの格好でよろしいから、死体と同じように寝てください。着布団は、頭の上まで上げて、顔を見せてはいけません。」

「どうゆうことで」

「静かに!殺されないためです」

「殺されるって!」

「黙りさい!そして、誰かが近づいて来たら、目を閉じ息を殺してください。あくまでも、死体と感じさせないことです。」

お堂の周りを囲む、雨戸が一段と大きな音を立て始めた。移動している。慧鶴は、素早く布団に潜り込むと頭まで、布団を引き上げた。

他の二人も顔を見合わせ、白隠のまねをした。

ババン!と激しい音。ドタバタ~ン!という音と共に、雨戸が外された。激しい雨音が周りを包んだ。雨に濡れた足音が、布団に近づいてくる。源頌の胸は高鳴っていた、バッツ!と布団が剥がされる音がする。何者かが、死体の布団をはいで、生死を確かめているのだろう。ゆっくり深呼吸をし、こころを落ち着けようと努力した。

端のほうから、着布団が捲られていく。十三人目は、白隠だった。

見るからに恐ろしい人間のような魔物は、白隠の顔を隅から隅まで根目回し吐く息を吸ッた。が、白隠は息を止めて微動だにしない。魔物は、源頌の布団をめくった。しかし、源頌も白隠と同じく、動かなかった。魔物は三回、源頌の息を吸った。白隠のときは一回だった。それは諦め住職の布団を捲った。そして、同じように、住職の顔に自分の顔を近づけ動くかどうかを探った、一度住職の息を吸おうとキューンと息を吸った。魔物は着布団を下ろしかかったが、もう一度住職の頭の動きを見逃さなかった。着布団を胸辺りまで剥ぐと、胸の動きをゆっくりと見つめた、六十を越す住職は息が続きそうになかった。身体が、小刻みに揺れる。再び、自分の顔を住職の顔に近づけ、四度立て続けに、ゆっくりと息を吸った。ついに、住職の息が漏れた。漏れた息を、魔物は一気に吸い込んだ。

住職は引きつるような最期の声を上げたが、そのまま動かなくなった。次に、魔物は吸った息を住職に吹きかけた。死体は、凍りついたように静止した。

足音は、本堂から、台所へ続く廊下へ移動する。源頌はゆっくり息を吐いた。左のほうから、慧鶴の息の漏れる音が微かに聞こえた。

今先聞こえた。ヒヒーヒッヒと云う音は、何を意味するのだろうか。いつまで、無言のままいるのか、朝まで、起きるなと云うことなのか。源頌にはわからなかった。白隠が声をかけるまで、このままの状態でいようと決めた。

そのうち、眠気が差してきた。

「源頌さん、源頌さん」慧鶴の揺り起こす声だ。「退治のときです」

源頌は、着布団を押しのけ体を起こした。

「奴は、向こうの屋奥に行きました。雨も、そろそろ止みます。ここに、魔よけがあります。三十枚用意しました。此処の墓の数は二十五ありました。その墓に、一枚ずつ張ります。」

「どうしてですか?」

「奴が、墓に戻れない為です」

「また、私たちを襲うのでは」

「そうです、危険はあります。三人が、力を合わせれば、短時間で魔よけを貼れるでしょう。」といいながら、住職を起こそうと布団を捲った慧鶴は、その手を止めた。

住職は死んでいたのだ。

                         続く

 

第三夜 死での旅の道連れ(其の参)

<予告><妖怪屍邪酪>との対決の前に、<妖怪屍邪狗>が現れた。どう対処するのか。源頌と白隠の運命やいかに!

明日の夜を乞う、御期待ください。