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13/12/2006 笑いについて 笑い
最近、気が沈みがちでなかなか笑うことが出来なくなったように思えるのだが、家族たちは、「このごろになって、やっと笑顔が見られるね」って、寝間で
妻が言う。
仕事に追いまくられているわけではないが、仕事での気疲れは無くなった。最低限の生活は営まれているように見えて、そう暮らしが楽になるわけではない。そんな中、フッと「笑い」についての疑問が頭を持ち上げてきた。ここ久しく考えもしなかったことだからだ。
小さいころ、親から「下品な笑い方はやめなさい!」と叱られたものだ。<下品>があれば<上品>もあるのだろうとおもい、「上品な笑い方を教えてよ」と母に尋ねると、急には笑えないという。そこで、母の前で変な顔をして見せたのだが、「笑わせ方も、下品ね」と隣で姉が言うので「グヒャヒャ!って笑う、おねぇチャンの方が上品なのか」と母に尋ねると、仕方なく「オホホって、笑ううものだ」という。
「それは、女の笑い方で、男の上品な笑い方だよ」というと、怒っ面の父に「父さんに笑い方を教えてもらい」という。
「父さん、男の笑い方は?」と聞く前から「男は笑わん!笑う男は馬鹿だ!」
「笑う男は馬鹿だって!」と姉が復唱する。
しかし、来客がみやげ物を持参すると父はよく笑う、「ウォフ、ウォフ」という笑い方と「ヒィーッ」と引きつる笑い方が交互にやってくる。気色悪い響きに苛まれる特殊な異惑感に襲われる。父の笑い声に釣られて姉等の「グヒャヒャ!グヒャヒャ!」という笑いを聞きながら、われらは常々から妖怪一家ではないかとおもっていたのだ。
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